執筆依頼を考えている編集者へ

常日頃から「本は売れてこそ価値がある」と考えています。
本が売れるかどうかは「著者の知名度」「広告費」「本のタイトル(装丁)」「流行」「書店での設置率」など、さまざまな要素がありますが、いつも著者の立場としてできること、すなわち、販促活動はします。
しかし、いくら販促したところで、やはり「読者のためになる本つくり」をしないと書店で売れないと実感しております。
私の目標は「定番になってロングセラーになる実用書」になることです。その達成のためにも、読者のためになる本つくりをしたいと考えております。
では、読者のためになる本つくりとは、どういうことでしょうか。私なりの考え(一部)を紹介します。

説明方法は一つではない

「読者のためになる本つくり」の一つに、「この本を読んで、×がわかるようになった」と感じてもらうことだと思います。
つまり、読者に、「挫折することなく」本を最後まで読んでもらえて、「理解」してもらうことが大切だと考えています。
では、読者に挫折させず理解させるには、どうすればいいのか。
私は、説明方法を工夫することが大切だと考えています。
具体的には、「説明方法」といっても、下図のように様々な説明方法があるので、想定読者に応じた最適なものを選ぶことが大切だと思っています。どういうことでしょうか。



一見すると、(A)や(C)のような説明方法はダメで、(B)が理想のように思えるかもしれません(もちろん(C)はダメです)。
しかし塾講師の経験、ネットで読者とやり取りをしたときの経験から、読者層によっては(B)よりも(A)の方がいいとこともあるとわかりました。なぜなのでしょうか。登山でたとえてみます。

(B)のような最短距離のルートは、たいてい険しく、登るのに力や経験が必要です。だから、様々な山を登ってきたツワモノならば(B)のルートがお勧めですが、登山をしたことがない人を(B)に向かわせたところで、きっと登山の途中で挫折してしまいます。いくら素晴らしい登山ルートを用意したところで、挫折してしまえば、意味がありません。そういう人には、たとえ遠回りで無駄に見えても、緩やかで力や経験が必要のない(A)のルートの方が合います。

話をもっと具体的にします。
説明方法を「大雑把」と「正確」という「軸」で考えてみます。

大雑把  ←→  正確

『あなたの文章が<みるみる>わかりやすくなる本』(日本実業出版社)にも書いたことですが、大雑把に説明するとわかりやすくなる一方、正確性に欠けてしまいます。
かといって、正確に説明すると、わかりにくくなります。

たとえば、「株式」の説明方法。
次のように説明方法を変えることができます。

(例)「株式」の2つの説明方法

(A)大雑把な解説
株式というものが売っていて、株式を買えば買うほど会社を支配する力が強くなっていく。販売されている株式の50パーセント以上を購入すれば、社長さえもクビにできるようになる。

(B)正確な解説
株式とは、細分化された割合的単位をとる株主たる地位のことである。

(A)の説明は、わかりやすくて多くの人が挫折することなく理解できますが、大雑把なので正確さに欠けます。
だから、(A)で解説すると、読者は、さらに正確な理解をするために別の本で勉強する必要があるので、一見、遠回りのように思えます。

(B)の説明は、株式の定義で正確なので、これで理解することができれば他の本で学習する必要はありません。しかし、すでに株式のことを理解している人以外は、何のことかよくわからないため、(B)で解説した本をつくっても、大半の読者は途中で挫折してしまいます。

私は、想定する読者層によっては、(A)が必要だと考えています。

なぜ(A)が必要なのかというと「達成感」「満足度」、それに「全体像の提示」です。
人の習性を考えると「全体像」を示した方がいいのですが、(A)のような大雑把な説明が全体像の代わりになります(詳しく書くと長くなるので、興味があれば詳しくは『あなたの文章が<みるみる>わかりやすくなる本』(日本実業出版社)をご覧になってください)。

というわけで、(A)のような本を出版したことがあります。
とはいえ、(B)も必要なものなので、(B)のような本を出版したこともあります。

このように読者のことを考えながら、本を執筆しています(もちろん、これだけではありません)。

人の習性を考えた構成

『基本にカエル英語の本』、『もう一度中学英語』は、たとえば、つぎのように人の習性を考えた上での構成にしています。

<例>小さな目標を作ることで、達成感を味あわせ、途中で挫折することなく最後まで読み進めることができる工夫(詳しくは、あなたの文章が<みるみる>わかりやすくなる本(日本実業出版社)にも書きました)。

このように、常日頃から人の習性を日々勉強して習得、それを加味して、本を執筆しています(もちろん、これだけではありません)。

執筆可能なジャンルと手持ちの出版企画

このようなスタイルで実用書の執筆をしています。
そして、今まで以下のジャンルの実用書を出版してきました。

・小学生英語
・中学英語
・高校英語(一部)
・英会話(共著)
・文章
・中学数学
・ネット集客
・ネットビジネス

今後、幅を広げたいと考えていますし、また私自身の経験から本になりそうな出版企画もあります。
というわけで、執筆可能のジャンルと手持ちの出版企画です。

執筆できるジャンル

執筆可能のジャンルです。
※)ここにないものでも、ご相談ください。実用書であれば、基本、どのようなジャンルでもOKです(私の経歴と少しでもかすっている内容の方が読者の満足度が高い本を書けるとは思います)。

<執筆可能なジャンル(出版実績あり)>
・英文法(小学生、中学生、高校生の一部まで)
・英会話(中学英語レベル)
・中学数学
・ネットビジネス(アフィリエイト、LPOなど)
・ネット集客(SEOなど)
・文章術

<執筆可能なジャンル(出版実績なし)>
・数学全般
・ビジネス英会話(制作に手間がかかるので共著になると思います)
・マーケティング
・ネットマーケティング
・ネットビジネス、マルチビジネスの裏側(ビジネス、ネットビジネスの光と闇にあるような話)
・投資(初心者向き)
・化学系(工学部の分析など)

現在ある出版企画

【No.1】英文法の参考書
手を動かして英語学習できる、今までにないタイプの本です。英語に関してはネット媒体もありますので、棚に弱くても勝負ができると考えています(もちろん、棚に強いのが理想です)。

【出版済】英文法の参考書
一見するとオーソドックスですが、ありそうでないタイプの本です。棚に強くないと勝負しにくいと考えています。
→「ゼロから始める!大人のための中学英語」として出版。半年で5刷に至りました。

【No.2】マーケティングの教科書
オーソドックスなタイプですが、「わかりやすさ」で勝負します。

【No.3】ネットマーケティングの教科書
最前線で戦ってきただけに、オーソドックスな内容から、リアリティーもある内容まで柔軟に対応できます。

【No.4】様々な商売の方法の裏側
情報起業、マルチビジネス、セミナー商法、リスト商法など、よく見かける商売の「裏側」を説明するものです。ビジネス、ネットビジネスの光と闇にあるような話です。

【No.5】ネット集客の教科書
あらゆるネット集客の方法を掲載した「辞書」です。最前線で戦ってきただけに、あらゆる方法に精通しています。

連絡先

以下のサイトより、お願いします。パソコンからしかメールできません。

心理ネットマーケティング-石崎秀穂(公式サイト)

なお、ここ最近、平日はほとんど時間がとれませんので、打ち合わせは、メールでお願いします。