黄金樹
黄金樹は、柑橘系エキス40%配合の育毛剤です。使用法は難しくありません。朝と夜の1日2回気になる頭皮に5〜6回スプレーしてから、やさしくマッサージをするだけです。しかし、かんきつ系は育毛効果があるのか！？疑ってしまうかもしれません。
・平成8年3月27日、日本薬学会の第116年会が石川県金沢市にて催されました。その席上で、社団法人・北里研究所がイヨカン、甘夏などのかんきつ系の果皮に発毛のメカニズムをになっている毛乳頭細胞を増殖や促進させるいくつかの種類のアミノ酸を含むたんぱく質（ペプチド）をを発見したと報告しました。そこでは発毛・育毛は毛根先端部にある毛乳頭細胞の増殖による物ということに注目しました。以前から、柑橘系果皮に含まれた成分には育毛効果があると思われてきましたが、世界でも初めてその中から天然低分子の新規育毛物質を発見、特定に成功しました。ここで発見された新規育毛物質は、かんきつ系のうちでも含有量が特に多いのは温州ミカン、イヨカン、甘夏で、甘夏柑の皮から生成された新規育毛物質は毛乳頭細胞を150％増殖させることが判明しました。直接、毛髪のもととなる毛乳頭細胞に作用して、発毛・育毛の効果が期待できる新規育毛物質の発見により、センブリやニンジンなど頭皮の血行促進をベースとしたこれまでの育毛・養毛剤に新しい方向性を示したものということで話題になっています。
・1993年3月12日、北里研究所は育毛効果が柑橘果皮抽出液にはあると報告しました。マウスを利用した実験の結果、「柑橘抽出液の育毛成分が希釈されている状態で、市販の育毛剤と比較しても、すぐれた育毛効果が確認された」と発表しました。
・北里研究所は、抜け毛の引き金となる頭皮皮脂中の酵素5αリダクターゼの活性を抑制する物質を、かんきつ類に含まれる香りの成分から見つかったと報告しました。男性型脱毛症の主となる要因は、5αリダクターゼであると言われています（脱毛症の種類と原因参照）。北里研究所は、かんきつ系の香りの主成分のd_リモネンが5αリダクターゼの活性を84％阻害することを発見しました（平成8年（1996年）3月27日、日本薬学会第117年会）。
